【出張ドッグシャンプー】起業のビジネスモデルが生まれた瞬間

第十九話「【出張ドッグシャンプー】突拍子もない発想がビジネスになり得る」の続きです。


 

「ドッグサロンカーがあった!!」

 

Web検索でドッグサロンカーを製作販売している業者のホームページに辿り着いた。

そこにはキャンピングカーのようなフォルムをした特別車両が紹介されていた。

 

突拍子もない発想と思っていたけど、そんなことはなく、現に存在するビジネスだった。

そのホームページには販売実績の掲載があり、これまでに100台以上が納車されている。

 

「でも・・・これまでの人生でドッグサロンカーが街中を走っているのを見たことないなぁ。」

「ボクの住んでる街で、やってる人いるのかな?」

 

これまたWeb検索で調べてみたがヒットしない。

地元の街には店舗型ドッグサロンはたくさんあるけれど、ドッグサロンカーを使ったビジネスはまだ存在していない可能性が高い。

 

「これはチャンスだな。」と、ほくそ笑むボク。

 

更に調べて分かったのは、このドッグサロンカーを使ったビジネスは、店舗勤務のトリマーさんが独立して開業するケースが多いようだ。

 

「やっぱりトリミング(カット)の技術がないとビジネスは難しいのかな?」

「いや、そんなことない!」

 

なぜそう言い切れるのか。

ボクにはそれなりの考えがあった。

 

国内の人気犬種は、

小型犬で、トイプードル、チワワ、ミニチュアダックスの人気3大犬種。
中型犬では、柴犬、フレンチブルドッグ、コーギー。
大型犬では、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリバー。

トリミングが必須なのはトイプードルのみ。

 

そして、犬種の中で数が一番多いのは雑種犬。

その中でも柴犬の雑種が一番多い。

 

つまり、トリミングを必要としない犬種はかなり多い。

 

そう考えると『出張で犬をシャンプーするビジネス』は成り立つはずなのだ。

 

「自分の考えを信じてみよう。」

「人と同じ事をしてもしょうがない。」

「これがボクのビジネスモデル!」

 

『出張ドッグシャンプービジネス』だ!!

 


第二十話「【出張ドッグシャンプー】起業のビジネスモデルが生まれた瞬間」を最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ビジネスモデルを考えるうえで、まったくのゼロから考える方法もあれば、既存のビジネスを参考にしてそれに手を加える方法もあります。
どちらが正解というものではありませんが、後者は比較的スムーズにビジネスモデルを構築出来るメリットがあり、ボクが選んだのはもちろん後者です(^^)

 

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