第十五話「【出張ドッグシャンプー】会社員の仕事とプライベートのバランス」の続きです。
楽しい飲み会のはずだった・・・
暗い灯りが優しく部屋を照らし出す中、ボクは地元の居酒屋のカウンターで酒を飲んでいた。
隣には、建設業の社長である友人が座っている。
彼は高校の同級生。
「仕事ってのは楽しくなきゃ意味がないよな?」
「俺、今の会社を辞めて、起業することを考えているんだ。」
そんなボクの言葉に友人は驚いたような表情を浮かべた。
「マジで?」「でも、起業って大変だぞ。」と友人。
「そうだけど、好きなことを仕事にして、それで生計を立てるって素晴らしいじゃないか!」
とボクがもっともらしく意見すると、彼は突然ボクを非難し始めた。
「お前それ、本気で言ってるのか!」
「生半可な気持ちで起業するなんて口にすべきでない!」
友人の声は大きく、数人の客の視線がこちらに向けられるほどだった。
それまでの楽しい雰囲気は一瞬にして消え去った。
「なぜそんなに反対するんだ?」とボク。
「起業を甘く見てはいけない。」
「特に君のように、まだ経験が少ない人間が言うべきことではない。」
友人の言葉は鋭く、ボクの心をえぐる。
ボクは深く傷つき、孤立したように感じた。
友人は立て続けに言う。
「君が起業することで、多くの人たちの生活がかかってくる。」
「それを理解したうえで、真剣に起業を考えるべきだ。」
ボクはその場を去りたくなったが、深呼吸して冷静になろうと努力した。
友人はボクの夢を理解してくれないのか、それとも真の友として厳しい意見を述べてくれているのか。
ボクにはそれを判断することが出来なかった。
第十六話「【出張ドッグシャンプー】起業を相談する時は覚悟が必要」を最後まで読んでいただきありがとうございました。
このエピソードは、起業に思い悩んでいたボクと、現実を知る友人との間に生まれた摩擦を描かせていただました。
起業という大きな決断には、多くの悩みや不安が伴います。
しかし、それを乗り越えて、真の成功をつかむことができるかどうかは、自分自身の判断にかかっているのです。
その判断のお手伝いをさせていただくのが、出張ドッグシャンプー開業サポートです。
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