【出張ドッグシャンプー】苦痛でしかない通勤電車から得られたもの

第十話「【出張ドッグシャンプー】仕事が楽しいと言い切る起業家」の続きです。


朝の混み合った通勤電車。

大切な荷物を網棚の上に載せてたまま電車を降りてしまった。

どうしよう・・・。


 

毎日、同じ時刻に出勤し、同じルーチンをこなし、同じ時間に退勤する。

ボクにとって、この日常は息苦しさで溢れていた。

 

特に通勤電車は苦痛そのもの。

見ず知らずの人達と身体が密着し、自分の空間がまったくない。

こんな苦痛から逃れたい。

 

「何かを変えるためには、行動しないと。」

そんなことは分かっているのに、なかなか行動できない。

「失敗するのは怖いし・・・」

それが本音だ。

 

「でも、やらない後悔より、やってみて失敗する後悔の方がまだまし・・・」

少しずつではあるが、考え方が前向きになるようになってきた。

 

ボクはネットでの調査を再開した。

「起業」「独立」「脱サラ」のキーワードで何時間も情報を漁る日々。

理想論ばかりの情報源に絶望しかけたとき、運命的なブログを発見した。

 

そのブログは、ボクと同じようにサラリーマンから脱出しようとした一人の男の赤裸々な体験談だった。

「これはボクそのものだ!」

「この人も、ボクと同じだったんだ。」

その男の体験談に共感し、インスピレーションを得た。

 

『逃げるが勝ち。その場にとどまる必要なし。』

『適切な方向に逃げること。闇雲に逃げるとまた同じ場所に戻ってしまう。』

『道標を見据えて逃げるべし。』

『そうすれば決して迷わない。』

 

その日、ボクは新たな気付きを得られたような気がした。

 

朝の混み合った通勤電車に忘れた荷物。

線路という道標の先にある駅で、拾得物として保管されていた。

 

道標がある限り、その先にある大切なものは必ず見つけられる。

 


第十二話「【出張ドッグシャンプー】苦痛でしかない通勤電車から得られたもの」を最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

最後にひとつだけ。

しばらくの間、道標なしに起業に向けて歩みを進めたボク。もったいない時間を過ごしてしまいました。

あなたはそんな経験をする必要ありません。ボクだけで十分です。

出張ドッグシャンプー開業サポートが道標になります。

 

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