第十四話「【出張ドッグシャンプー】起業する人たちが実践している大切なこと」の続きです。
「楽しいと思える仕事。」
「どうすれば見つかるだろうか?」
午前中の仕事が一区切りついたので、いつもの様にひとりで事務所を出て昼食へ。
ここ最近あまり食欲がない。
コンビニでおにぎり二つと野菜ジュースを買って、公園のベンチに座り込んだ。
『好きなことを仕事にすれば、苦労も楽しめる。』
ボクシングジムを開業する友人のその一言がずっと胸に響いている。
「好きなこと・・・」
「楽しいこと・・・」
あらためて考えるとなかなか難しい問い。
今ではすっかり無趣味になってしまったボク。
社会人になってからはじめた釣りは、仕事が忙しくなりやめてしまった。
妻と共通の趣味だった旅行も、子育てが優先になりしばらく行っていない。
「今の人生はつまらないのかも・・・」
そんなふうに感じてしまう。
友人は、
『人生は一度きり。楽しまなければもったいない。』
とも言っていた。
その通りだと思う。
仕事とプライベートどちらも楽しいのが理想だ。
それを手に入れることが出来たら申し分ない。
ベンチに置いてあったスマホが鳴った。
画面に目をやると会社の同僚からの着信。
以前ボクに暴言を浴びせた彼だ。
口にしていたおにぎりを飲み込んでから電話に出る。
「今すぐ事務所に戻ってきてください。急ぎの用があるので。」
それだけ言って電話は切れる。
まだ昼休みは30分以上残ってるが、食べかけのおにぎりを口へ放り込んで事務所へ戻ることにした。
事務所に戻ると彼は、自分が座っているデスクへ来るようにと手招きをしている。
急ぎの用とは、今日中に客先へ提出しなければいけない書類の内容をすぐに確認して欲しいというものだった。
彼にとっては昼飯どころではない急用なのだろう。
以前なら抗議をしたかもしれないが、そんな気力はなく彼に従うことに。
ボクがいるこの場所には、プライベートな時間は存在しないように思える。
第十五話「【出張ドッグシャンプー】会社員の仕事とプライベートのバランス」を最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にひとつだけ。
今では「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」という言葉が一般的になりました。
出張ドッグシャンプービジネスはこれを体現したような仕事です。
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